イスラム教とは何か?〜社会革命家としてマホメット〜 (2001-10-15 07:47:31) いつものパターンですが、メーリングリストの僕の投稿から引用します。
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しかし、イスラム教というのは、どうも宗教というより社会革命というか…。 イスラム教によれば http://www4.justnet.ne.jp/~eden/Hst/dic/islam.html#1
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アラビア半島の西ヒジャーズ (ヘジャズ) 地方に位置するメッカ (アラビア語で はマッカ Makka) は、古代からインド洋〜シリア間の交通路に当たり、キャラバン
(隊商) 貿易の中心地として繁栄していた。 またメッカにあるカーバ神殿は古くから聖地としても知られ、アラブの遊牧諸部族 は、それぞれの部族神の偶像を共同でカーバ神殿に祀り、年に一回巡礼した。その期
間、部族間の戦争は休戦で略奪も中止する習慣があった。 カーバ神殿には当時、ホバル、マナート、アッラート、アル・ウッザーなど多数の
神像が祀られていた (一説ではカーバ神殿の御神体は隕石) 。 このように、メッカはちょうど経済的にも豊かで、社会的にも周辺アラブ諸族の宗
教・文化センターとして発展しつつある時期だった。 当時のアラブ社会では遊牧民が最高層とされ、商人も遊牧民になろうと思っていた
が、メッカ商人の経済力は従来の秩序を揺るがすほど大きくなりつつあった。 また、経済活動の活発化、都市化の進展は、貧富差の拡大、都市問題など新たな問
題を生み、遊牧民の部族信仰では対応しきれなくなっていた。 これらがイスラーム勃興の背景となった。 6世紀頃 クライシュ族がメッカを支配するようになり、カーバ神殿の守護者の地位も占有。
マホメットは、クライシュ族ハーシム家の商人として生まれた。 610 マホメットはヒラー山中で啓示を受ける。 しかしマホメットの教団は迫害を受ける。そこで……
622年7月16日 ヒジュラ ヘジラ [英] マホメットは親友アブー・バクルらと共にメッカからメディナ (アラビア語では マディーナ
al-Madina) へ計画的に移住した。これを「ヒジュラ (ヘジラ [英]) 」 と呼び、「聖遷 (せいせん) 」「遷都」などと訳されるが、元来はアラビア語で移
住のこと。 この日がヒジュラ暦 (イスラム太陰暦) の紀元に当たる。 マホメットがメディナに築いた社会は、理想のイスラム共同体
(ウンマ) とされ る。 630年1月 マホメットがメッカを再征服、カーバ神殿の偶像を破壊。 631 マホメット、アラビア半島を統一
632年6月 マホメットがメディナに病没。 アブー・バクルが後継者 (カリフ) となり、それ以後イスラム教はシリア、エジ プトなどへ普及し始める。
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マホメッドは、商人の息子ということで、どちらかというと金持ち父さんの息子なん だろうけど、戦争もするわ(これが聖戦なのか?)、法律は定めるわ、政治家として
も有能だったようですね。 しかし、このパターンはラビィン氏と同じですね。 という訳で彼の人気の秘密が解けたような気がします。 ちなみに、イエス・キリスト、お釈迦様なども何故か、ユダヤの世継ぎとか、王子と
かだったし(金持ち)、アメリカとしてはキリストを抹殺したローマ軍にならないよ うにしないと、現実の戦争に勝っても、宗教的には負けてしまい、アメリカの理想は
地に堕ちてしまいかねない(正当性がなくなる…もうないか)。 日本の時のように、宗教的神話的に勝たないと、結局、その国を統治することはでき
ないし、まあ、はなからアメリカはそういうことは考えてないんでしょうね。 イスラムはアメリカと異質だと思ってるのかなと思いました。
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イスラム教の根本聖典『コーラン (Koran) 』は、正しくはアラビア語で 『(アル=) クルアーン (al-Qur'an) 』と言い、マホメットが晩年22年ほどの間にアッラーから
下された啓示を書き記したもの。114章から成り、現在の形にまとめられたのは第3 代カリフ、ウスマーンの時代。 内容は、神の唯一性
(タウヒード)、ユダヤ教やキリスト教とも共通する天地創 造から「最後の審判」に至る人類史の他、儀礼的規範、徳目・礼儀・作法、婚姻・相
続・売買・刑罰などの法的規範まで多岐に渡り、神の言葉としてイスラム教徒の全生 活、全行動を規制する。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
実はコーランって宗教聖典というより、法律とか道徳に重点が置かれていて、社会シ ステム全体を改革、整備するためのものだったらしい。
だからマホメットは狂信者ではなく、商人ということもあり、かなり現実的な人だっ たらしく、世界で最も成功した革命者なのかなと思います。
そんなことを栗本慎一郎が言ってたんだけど(ネタバレ)、確かに今回調べてみて、 そういう視点で見直すと、何か納得してしまいました。
イスラムの預言者として、アダム、ヌーフ (=ノア)、イブラーヒーム (=アブラ ハム) 、ムーサー (=モーゼ) 、イーサー (=イエス)
といわれているくらい だから、その内部にユダヤ教やキリスト教を取り込んだ新興宗教みたいな感じですね。 日本の新興宗教とパターンだけは似ているけど、あっちの方が真面目なんでしょうけ
ど。 この感じだとユダヤ教の矛盾からキリスト教(紀元元年付近…記憶が…)が生まれ、 さらに社会が疲弊して、さらにイスラム教(6世紀頃)が生まれたということになる
みたいです。 田中宇氏の「金融の元祖ユダヤ人 」 http://tanakanews.com/b0201jew.htm ユダヤ教とかが利子を禁じたとかいうことが書かれていて興味深い。
Google検索「イスラム教 キリスト教」 http://www.google.com/search?q=%83C%83X%83%89%83%80%8B%B3%81@%83L%83%8A%83X%
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坂崎文明 (坂崎文明)
最近、ここ↓に書いてます
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