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【最近の活動】 2001/9/18(土)

以下の文章はここに書かれたものです。
http://writer.gozans.com/writer/20/#0

テロ事件 続報3 (2001-09-22 07:50:04) この原稿は、僕の所属している金持ち父さんメーリングリス「cashflow110」に僕が 投稿したものです。 「テロの解決法」などについて色々と考えたことなどです。 ここでは僕は「いるか」と名乗ってます。 cashflow110ML http://www.egroups.co.jp/group/cashflow110/ ********************************************************************* こんばんわ、というか、おはようございます、いるか@今日、明日は大阪行きです。 >  保坂です。 > > Maeda Masakazuさんが01.9.21 8:05 AMに書きました: >> 資本主義でも社会主義でもない社会、第3の道はないんだろうか? > >  僕の昔のcashflow110での投稿を見てください。 >  信用経済主義、金持ち父さんを目指す社会なかぎり「ない」ですよ。 >  第3の道をさがすとすれば、金持ち父さんを否定することから始めるべきでしょ う。 ところが、経済人類学者の栗本さんの研究を読んでも、僕の個人的な意見でも、金持 ち父さんを否定することは出来ないと思います。 単純に否定したり、批判することは簡単だけど、資本主義の競争原理というものは外 してしまうことはできないし(社会が活力を失うし、生存競争に弱くなる)、社会と 言うものが階層化していって貧富の差ができるのも防げません(人間の能力は平等で はないし)。 これらのことは自然のシステムの一部なので、人間には変えることのできない原理で す。今までの文明の興亡の歴史をふりかえっても例外はほとんどないと思います。 宇宙の法則みたいなものです。 それに英国で産業革命が起こる「以前に」突然、人口が増えるという奇妙な現象が確 認されてます。人口史の謎とされている。 普通、人口は経済的に豊かになって、医療などが発達したり、生活環境が良くなった から増えるものだと思いがちですが、どうもポイントは乳幼児死亡率の低下が原因ら しく、それはウィルス(ヨーロッパでは黒死病)などにより人間の生物的体質が変化 したのでしははないか?…そして、その変化が人間の脳の快感システムを、より快感 を追求する方向に変えてしまったために、今の資本主義の「うまい、やすい、はやい」 (笑)という「より快適な」「さらなる快感」を求める文明になったのではないかと いうのが、経済人類学の学説です(栗本慎一郎著「パンツをはいたサル」参照)。 日本でも江戸時代に謎の人口激増があり、江戸は当時の世界最大の都市になったりし ています。 余談ですが、日本の資本主義の最初の成功は信長(田中角栄)の楽市楽座あたりから 出発(それ以前にもあった様です)して、秀吉(竹下登)の時に土地と金でバブルに なって、朝鮮半島に戦争に出かけて、バブルがはじけた後は、その不良再建処理をお 家とりつぶしという形で断行したのが、徳川家康(小泉純一郎?どうもイメージが…) ということになります。 日本とヨーロッパ(アメリカ)が経済発展したのは、無意識的に身体ではっきりとは わかってなかったけど、「これからは資本主義で行こう」ということが社会全体で合 意されたからじゃないかと思います。 資本主義は、だから、人間の生命の深層の原理の「承認」によって生まれているので、 方向性は間違ってない。 でも、資本主義は貧富の差を拡大して、社会システム、共同体を破壊してしまう傾向 があるので、その矛盾による反発により社会主義が生まれたりしました(社会の反撃。 社会というものを感情の宿る生命体みたいなものと考えている)。 この社会の原理の縮図として、ネットワークビジネス(MLM)というものがあります が、社会の富(パイ)というのは有限なので、普通に考えるとMLMが無限に発展する ことは考えられません。 株の本で「敗者のゲーム」というものがありますが、これは機関投資家が勝者として 膨れ上がれば膨れ上がるほど、機関投資家=市場そのものということになり、自分自 身には勝てるはずないから、手数料を取る分だけ運用実績で株式市場の平均を下回っ てしまうという話があります。 資本主義システムはそういう形で行きずまり、結局、1〜2割ほどの人しか勝者には なれません(資本主義以外でもそうだけど)。 そして、社会そのものもパイは有限なのでいつかは行きずまります。 世界では、日本、ヨーロッパ、アメリカという3大市場が世界の経済の8割を占めて ますが、その成長の限界はとっくに過ぎています。 アメリカは為替を操作(プラザ合意以降)したり、日本に政治的圧力をかけることに よりバブルを発生させて、そのお金がアメリカに流れ込む仕組みをつくることで経済 復興しましたが、それもダメになって、戦争を始めるしかなくなりました(だってパ イは有限)。 湾岸戦争もそういう脈絡で起こりましたが、その時の戦費は日本が6割負担しました が、その余りを自分の懐に入れていて今回の戦争で使うそうです(なんか、飲み会で 余ったお金をネコババしたみたい、爆)。 ちなみに、小泉総理が送った見舞金10億円は「えひめ丸」の引き上げに使うそうで す(核爆)。 結論としては、パイが増えない限り、無理矢理、戦争でもするしかないのだけど、パ イ自体を増やす努力をしないといけない。 そのためには、金持ちが貧乏人に富を再分配するシステムを作って、貧乏人を育てる ということをして、世界人口の8割の人を成長させるしかないかなと思います。 パイ自体を増やしていく。 しかも、その育て方は、金持ちのお金に依存するようなことにならないようにして、 その人たちが自立できるように、富を生み出すようになれるように使わないといけな い。 今の世界三大市場の他にアジアにもうひとつの市場を育てるしかないと思います。 これは大変、難しいのだけれど、そういう超長期的な投資も必要です。 経済人類学は、今の市場社会以前の社会を「非市場社会」(未開社会)と呼んでます が、ここには「再分配システム」は存在し、かなり上手く機能していました、今でも していますが。 アメリカにも日本にも「再分配システム」は存在しますが、本当に必要な形では提供 されていなくて、偏ったりしています。 日本の海外援助、地方への補助金にしても「使われ方」が適切ではないし、戦争は強 くないけど、「非市場社会」(未開社会)の方がシステムはうまく機能していて、ど ちらが知恵ある社会かわかりません。 日本の経済発展の原動力は、朝鮮戦争の特需、日本自体にあったさまざまな条件と、 アメリカの資金、技術援助(日本はアメリカに育てられたという側面もあるが、最近、 その時の投資を回収されてる)もさることながら、人口の大部分を占める中流以下の 人が「まじめに働けば、自分もお金持ちになれ、老後も安心して暮らせる」という夢 (幻想とも言えますが)を持って生きていけたことが社会の活力に繋がったのが大き いと思います。 アフガニスタンは、国連からの援助物資に頼る難民になるか、テロリストになって戦 い、美味しいごはんを食べるかというふたつの選択しかない国になっていて、テロリ ストになった方が希望と誇りがもてるような状態です。 だから、ネットワークビジネス(MLM)でも、普通のビジネスでも、顧客にいかに喜 んでもらうか、いかに顧客(ダウンでしたっけ?)を成長させるかが、ビシネスを長 期的に成功させるコツなのではないかと思います。 とりあえず、何とかこのメーリングリスト趣旨に戻ってきたところで、僕の頭ではこ こが限界なんですが、Win−Winをシステムに組み込まないと、うまくシステム は回らないよという話でした。 「シェア」が何故、大事なのかもこのことから導かれます。 第3の道とはこんな感じです。 お薦め参考図書「投資をするならこれを読め!」太田忠著、日経ビジネス人文庫、 600円。「敗者のゲーム」他、投資の本60冊のブックガイドが載ってます。 ********************************************************************* _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ HN  坂崎文明、sakazaki-dc、いるか、ざっきー             E-mail sakazaki@mx5.kct.ne.jp HP  連載小説、投稿小説、オンライン小説批評、日記サイト http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/4835/index.html _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
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