インターネット日記13 



9〜10月の日記


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1999.10.2〜東海村原子力燃料事故〜

フリーズで、日記が全部消えた。
疲れたので、今回は何でも掲示板の書き込みを再録しておく。
それを日記に変えさせて頂きます。
気力無し。すいません。
IEと他のソフトを同時に立ち上げるとどうもフリーズしやすい。気をつけよう。

■ 熱くなってしまってすみません ■
KSR 投稿日:1999年10月1日<金>22時16分  

おもわず長々と書きこんでしまいました、すみません。  
でも、あの事故はちょっと酷いなと思っていた矢先だったので・・・。  
放射線の被害については、それほど詳しい情報を得ていないので、現状把握できていません。でも10kmも離れていれば大丈夫じゃないでしょうか?幸いなことに放射性物質の悲惨にいたったとは聞いていませんから、中心点からある程度はなれていれば大丈夫でしょう。爆発していませんし高エネルギーな放射線は出ていないと思われますから焼けることも無い。(原爆によるケロイドは主に熱によるものです。もしくは高エネルギー粒子。)
ただし現場にいた作業者は年間総量ではなく1時間にマイクロやミリがついていないレベルの放射線を浴びたようですから骨髄などは確実にやられるでしょう。リンパ球や白血球の減少から、他の病原体への感染も怖いところです。  
付近に対して絶対的な影響があるとは言いきれませんが、あまりすみたいと思う人はいないでしょうね。私だったら引っ越しますね。


■ 本当に問題なのは ■
KSR 投稿日:1999年101日<金>22時05分  

従って本当に問題なのは、核燃料という非常に危険な物質を取り扱っていたにも かかわらず、重大な規定違反が常日頃から行われていたという点にあります。  
通常、放射性物質の取り扱いは、極めて厳しい規定の元で万が一の事故が無いように取り扱われます。安全装置を2重に3重にそなえ、絶対に事故が起こらないようにするために規則があるわけです。  
またその規定に精通した資格を持った管理者が存在しているはずです。  
事件を起こした作業員に問題があるのではなくそのような管理体制を行っていた放射性物質と装置の管理者に重大な責任があります。核燃料を取り扱うのに、操業効率を優先して安全規定を破る、もしくはそれを容認する、もしくはそれを見過ごすなどということは極めて犯罪的な行為です。本当に下記のようなことが原因だとしたら、怒りを禁じえません。テロとか工作よりも悪質です。  悪質かつ、危険なこうした行為には極刑を持って対処しても良いと、私は感じます。これは作業員うんぬんの問題では断じて無いでしょう。


■ 東海村 ■ KSR 投稿日:1999年10月1日<金>21時55分

こんばんは  まったくの憶測ですが、あの事故に付いては以下のように理解してるんですが どうでしょう?

1.普段業務におけるセキュリティ無視  

まず事故の起きた装置において、安全基準以上の負荷がかけられていました。 こうした装置は、扱うものが非常にまずいものですから、かなりの余裕を持って 安全基準が設けられています。従ってちょっとやそっとの規定量オーバーでは、 万が一のことはおきないと考えられます。  
おそらく操業効率を上げるために普段から規定量を超えた処理をおこなってい たのではないでしょうか?  
またその際の装置側の拒絶をクリアするために安全装置が止められていたと考えられます。また経験から、最大負荷は作業者には判明してたのでは無いでしょうか?  
つまり、ここまでは大丈夫だった、というようなことです。

2.高速増殖炉用燃料  

ここにきて高速増殖炉用の燃料が登場です。これは濃度が非常に高い代物です。 これを通常燃料の取り扱いで得たノウハウに従って装置に投入したことにより、 普段よりも格段に高濃度のウランが大量に装置内に流れ込む。  
つまり致死量以上の毒を誤って飲んでしまったというようなことです。  これが事件のあらましだと思われます。


■ 事故原因ほぼ判明。 ■sakazaki-dc 投稿日:1999年10月1日<金>21時22分

どうも、今回の原発燃料は、高速増殖炉用の特殊なもので、被爆した3人の うち、取扱い経験があったのはひとりだけで、しかも、3ヶ月ぐらいしかなかったらしい。 後ふたりは新人だった…経験なかったらしい。経験なくても、 知識は持てよ。 さらに、3年ぶりにこの燃料をつくったらしいから、事故るのも仕方なし。 こわいねぇ。 http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/4835

■ 核分裂、文系的理解 ■sakazaki-dc 投稿日:1999年10月1日<金>21時08分

核分裂って何?
ウランとかに中性子をぶち当てて、原子核をぱかっと2つに分裂させる。
これが、連鎖的に起こることによってエネルギー(熱)を発生させる。 中性子が跳ねまくっているところを想像してみよう。

飛び回っている中性子を吸収する物質、いわゆる減速剤を詰め込んだ 制御棒を突っ込むと、反応は止まります。 どうも原子炉は、外側に中性子を逃がさないための冷却水(ただし、これは 重水?H3…不正確か?)を巡らせているらしく、今回のウランと硝酸を混ぜる設備においても、そういう仕組みがあったらしい。
その冷却水を抜くことによって中性子を拡散させて、核分裂反応(臨界とは つまり、このこと)を止めるという荒技だったということか。
拡散した中性子は、放射線とともに細胞を死滅させ、細胞が外側から溶ける というか、崩れるという悲劇も起こるそうです。

ま、これはモロに浴びないとならないようですが、長崎の原爆の時、ケロイ ドといって皮膚が溶けたのは、この現象と云うことか。 決死の突入をした社員は中性子(水爆ですね)と放射線(原爆)を同時に浴 びたと云うことになるのかな。なんとも凄まじい。 ま、あまり当てにならない科学講座でした。 信用したらダメよ。 詳しい方、訂正してくれると助かる。

http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/4835


■ 色々な疑問。 ■sakazaki-dc 投稿日:1999年10月1日<金>20時48分

会社で話していたら、こんな疑問が浮かびました。 今回の東海村原発燃料事故は、単にあの従業員たちのミスなのだろうか。
通常の数倍の濃度のウランを作るために、 日常的に行われていた業務、違法行為だったのではないか。

核分裂が起きたなら、放射線が一瞬で拡散するが、その被爆により染色体 が死滅して、再生能力が奪われるというのが問題のはずだが、そういう事は 報道されていない。
半径30キロ圏内は危ないのではないかと思うが、事故の規模が解らないと なんとも言えない。 放射線は一瞬で地球を一周するので、厳密に云えば、世界中が被爆した訳だが、距離が離れるとその影響は弱まるはず。無視できる程度になることも。

放射能を含む死の灰も怖いが、放射線そのものの被害は、どれほどなのだろ うか。
これはデマとして拡がるかもしれないが、オウム真理教とか、北朝鮮のテロ 説とかは……考えられないか。とほほ。デマデマです。
アメリカ、フランスなどは、原子力発電より撤退し、今、日本は高速増殖炉 という言わば原発の廃棄物(燃えカス)のウラン、プルトニウムを凝縮して 再利用するプラントを運営して、世界中の廃棄物を金を出して買っている。
原子力は、総電力量の30%を占めていて、もはや、撤退すれば電力不足に なると思われるが、本当はどうなのだろう。 さて、どちらにしても引き返せないのか? 現場の職員には、どうも原発の高度な知識はないのではないか。 それはまずいのでは?そんな人が現場に行く訳ないかもね。
とにかく、詳しい情報が欲しい。特に科学的解説が読みたい。 放射線の被害についてどうなのだろうか? http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/4835


■ 何か涙ぐましい。 ■sakazaki-dc 投稿日:1999年10月1日<金>20時24分 1999年10月1日(金) 16時11分

1999年10月1日(金) 16時11分 <放射能漏れ>決死の“水抜き” 被ばく覚悟の従業員、交代で(毎日新聞)

茨城県東海村の核燃料加工会社「ジェー・シー・オー東海事業所」で起きた臨界事故は発生から半日を過ぎた30日夜になっても、核分裂反応が連続する臨界が続いた。
これを抑えるために専門家チームが下した決断は高い放射線量を示す転換試験棟に同社従業員が入れ替わり近づき、ウランの
入った沈殿槽の冷却水を抜くという原始的な方法だった。

18人の従業員が被ばくしながら水を抜いた結果、核分裂反応を鎮静化させるのに成功した。断続的に3時間にわたった“決死”の作業を再現する。  ウランが核分裂を繰り返している沈殿槽の周りを流れる冷却水がなくなると、中性子が沈殿槽の外に飛び出すため、核分裂を繰り返す臨界は止まる。それが作業のもくろみだった。  

1日午前2時35分、最初の2人が不織布でできた防護服に身を包み、転換試験棟の外側にある冷却水のバルブに近づく。
2人はバルブの周囲を写真に撮影すると、同38分には現場を離れた。わずか3分だったが、1人の線量計はガンマ線が11・92ミリシーベルト、中性子線は91・2ミリシーベルトを示した。国の法令で定められている放射線事業従事者の年間の被ばく許容線量は50ミリシーベルトで、これを短時間で超える被ばくをしていた。  

続いて同3時すぎに別の2人が敷地内に入り、冷却水を循環させるポンプの稼動状況を確認した。同3時22分には新たな2人がバルブを全開させる。  
しかし、バルブは全開になったものの、雨の夜で視界が利かないために、冷却水が流れ出ているのかが確認できない。  
そこで同4時すぎ、次の2人は冷却水の配管を壊したが、配管から水は排出されなかった。このため、窮余の策として、ガスを冷却水の配管に吹き込んで水を強制的に排出することにした。5組目がガスを注入する準備作業に入った。  

2人は2分間作業をしたが、線量計がガンマ線の値が5・73ミリシーベルトを記録し、警報が鳴ったため、作業を中断して退散した。9組目がガスの圧力によって冷却水が排出されるのを確認したのは午前6時すぎで、結局、計18人が現場に入り込み、少なくとも6人が50ミリシーベルトシーベルトを超える被ばくをした。 

【高野 聡】[毎日新聞10月1日( 1999-10-01-12:46 )


1999.10.1〜日本文化圏〜

某掲示板でも書いたのだが、一昨日、中国にコギャル(子猫というらしい)が街を闊歩し、その流行がどんどん拡がっているというニュースをテレビで見た。

この話は、そもそも会社で例のD氏と僕が、PS2と日本の子供文化について話をしているうちにそんな話になったように記憶している。
僕は、日本の誇る?子供のための文化〜アニメ、漫画、ゲーム歌謡曲などオタク文化〜を世界に広めることは、世界の子供達のためにもいいことだと主張していた。

現に、「ぴかちゅう」がアメリカでは大流行で、ぴかちゅうママなるものが出現していることは前にも書いた。
でも、どんなに柔軟でいい加減に見える関西人であるD氏でも僕よりは格段に常識人だと云うことが、次の瞬間、明らかになった。
かれは、そのような流行がアメリカ、ヨーロッパ、特にアジアなどで起こりつつあるが、それに対して欧米などの大人文化圏社会の猛烈な反発を受けつつあることも鋭く指摘したのだ。

そもそも、子供というのは本来、化け物のようなもので、それゆえに未開社会では、性器の割礼などの成人の儀式が重要視されてきた。文化人類学ではそれは常識でもある。
子供とは大人の小型版では決してなく、成人式は子供と云う生物が擬似的に死に、大人に生まれ変わることによりようやく、達成されるものというのが真相のようだ。

少し分りにくいかもしれないが、子供は全く違う時間感覚と意識、独自のルールを持っていて、大人になるためには社会の責任と全く別の社会のルールを受け入れなければならないことになる。
だから、欧米では漫画は大人が読むものではなく、ディズニーアニメは大人がファンタジーとして楽しむならまだしも、あくまで子供専用のものであるために社会に受け入れられている。

そう、30才にもなって漫画やアニメなど見ていると変人扱いされるのが欧米の社会でもある。

アメリカでは、そのためか、日本のゲーム機などはニューズウィークなどでかなり叩かれているらしい。
フランスでは日本アニメは放映禁止(元々、フランスは自国の文化にこだわるが)になり、ドイツでは何故か受け入れられたり、特に韓国では、日本文化禁止令がごく最近まで出ていた関係もあるだろうが、日本の文化汚染を深刻に心配している。

まさか、そういう子供文化から日本文化に汚染されるとは、どの国も予想だにしなかったし、長い間、日本製のアニメは自国が制作していると思い込んでいた。フランスでは「キャンディキャンディ」はフランス人が作っていると堅く、思い込んでいた。
気づいた時には、日本の子供文化は特にアジアではひとつの「日本文化圏」を形成していた。
酒井法子、西城秀樹、PUFFY、ブラビは、アジアに多くのファンを抱え、韓国人などはほとんど今の日本人と見分けがつかないほど酷似した若者文化をもっている。
それは、ファション、風俗、流行、遊びなどの分野なのだが、所詮、子供の遊びだと思われ、だからこそこれまで黙認されてきていて、こんなに急速に浸透してしまった。

このような現象を僕は誇りに思うべきだと思っている。でも、何かイヤーンな感じは否めないかもしれない。
でも、来世紀には、大袈裟に聞こえるかもしれないが、これは「世界史の問題」(テストに出ると云うのではなく、学者が真剣に扱うべき問題として)になるだろうということは肝に命じていてほしい。

やっぱり、イヤーンな感じですか。
でもいつか、日本と云えば「ギャルゲー」の輸出国(世界市場の90%以上を独占、ちなみに僕はやったことありません。これは本当の話。嘘じゃないったら…)として有名になる日も近いかもしれないのだよ。ふふふ。
そんなことには、耐えられないかな。
ま、そうならない可能性も大いにあるが。


1999.9.28〜サッカーと司令塔〜

昨日の怪情報ツリー(セガ伝言板/その他/666)を見てみると、右翼の街宣車を見たという人が現れた。どうも、そういう事件があったことは確かなような……気もしますが、真相は解らず仕舞い。
結局、右翼の報復、ゆすりなどが怖いので、報道しなかったというのが有力な説です。
ま、そんなところかな、と思いますが。何か気になる話。

今日は素直に、サッカーネタです。
しかし、日韓戦は燃えるというか、激しいのはいいのだが、柳沢がまたもや、レッドカードで退場。彼は本当についてないというか、エキサイトした韓国選手に押されたので「押し返して」しまい、両者とも退場になってしまった。

壮行試合とはいえ国際Aマッチなので、このカードは次の試合、つまり、オリンピック最終予選初戦「カザフスタン戦」 ?に出場できくなるらしい(未確認、解説の人の話。……………その後ニュースで確認したが、どうやら今回は親善試合のため関係ないらしい)。
残念としか言い様がないが、観客席からはファンからペットボトルが投げ込まれたようだ。

それはそうと、試合の方は伝統の日韓戦ということで、格闘戦の様相を呈していた。
前半は、あまりに面白くない展開で、韓国のファン(ちなみに試合は韓国で行われた)からブーイングがあり、あまりに退屈だったのか、ウェーブまで巻き起こった。

後半から、中村、柳沢なとが投入されて試合が動いて、韓国の自爆点で1−0となり、日本の勝利になったけど、それをみてるとやはり、ゲームメイカーの存在の大きさが浮き彫りにされた試合だった。
中村という司令塔が投入されたとたん、正確なパスが前線に供給されて、それが、得点につながったといえる。
遠藤という選手の活躍も光った。
かれは、ミドルシュートが得意だが、得点にはならなくてもそのシュートは相手に脅威を与え、惜しい場面もあった。

今回は、中田、小野の司令塔が帰ってきてくれることを祈ってしまった。
中盤でのボールキープができる選手がいることの重要さ(前半は蹴鞠かと思うほど、ボールは繋がらなかった)、正確な一瞬で敵ディフェンダーを抜き去るパスの必要性、それをこれほど痛感した試合はなかった。
彼らがいることで試合が面白くなり、本当にゲームの組み立て、展開がしっかりしてくるし、いなければ、ただのボールの蹴り合いになってしまう。

しかし、ねえ。
柳沢って……最近、出てるより休んでる方が多いじゃん。





                   1999.9.28




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