インターネット日記19 



11〜12月の日記


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1999.12.13
〜三枝さんの謎の解明/彼女は結局……何なのだろう?〜



しかし、結局、彼女は何なのかと、他の掲示板を覗いてみたりしていると、彼女はひょつとしてみんなに愛されているのかもしれないという考えが頭をよぎった。

妄想かも知れないが、何であんなに相手をしてしまうんだろうと、かつて相手をしてしまった僕が云っても説得力はないだろうし、あれは僕の思い違いで、同姓の別人かも知れないとも思った。

問題は、大きなお世話だが、彼女がああいう行動を「意図的にやっている」としたらいいのだが、「自覚なく無意識的に
やっている」としたら下の日記のような結論になってしまうだろう。

彼女の特徴としては、最初、論理が交錯しないような単純な議論に対してはまともな対応をしていたり、なかなか独創的なアイデア(要するに妄想的なのかもしれない)を出したりすることもあり、それなりに面白いということだろう。

だが、議論が複雑、交錯してくると「論理のすり替え」「読解力不足」「短期記憶の消失により相手がいってもいないことを云ってしまい、それがすなわち、虚言となって」 さらに「架空の出来事をでっち上げたり」してしまうようだ。

細田さんが強靱な理論と思考をもつ(性格的には芳しくないが、僕も最近は人の事は言えないが)ユダヤ人なら、 三枝さんは単純な感情表現と思考を好む白色人種のようだ。

複雑な議論や思考は得意ではないのに、パワーはあるもんだから決して負けない、引く事もない。
ううっ。
結局、論理では彼女を論破することはできない事だけは確かだとわかった。

あれもひとつの個性だと思えば、楽しくていいだろう。
悪い人でもないのだろう。質は悪いが。

そんなことより、小説を書くべきではないのか?
HPを作ってみたら?(どこかにあるのだろうか)
と思っているのは僕だけではないだろう。



1999.12.12
〜三枝貴代/孤独なネットバトラーはどこに行く?〜


本人に見つからないことを祈りながら〜こんなことを書いている(逆リンクによりもう見つかりそうです12/13現在)。

本来なら、今日は宇多田ヒカルヒットの秘密とかなんとか書くつもりであった。
でも、三枝貴代さんについて書く事にした。

彼女は、Read Me!のサイト評価サイトを運営する細田さんの「ホスキンズルゥム改めヘイブルドック」によれば、某農林水産省に勤務する植物生理学者でお米についての研究とかしている人らしい。

というか、検索エンジンgooで検索してみると、36件ヒットし(12/12現在)、そのうち10件程度がお米の研究のページ、後は何処かの掲示板とか、大森望氏のサイファイ掲示板とかがヒットしたりする。中にはサイファイ掲示板を人工無能というAIチャット(もちろん、仮想三枝AIがお相手してくれる)で再現したものまであったりする。

要するに三枝氏(女性であるらしい)は何処かの掲示板で
自分の「貴代」という名前をつい口をすべらし「貴代、困っちゃう」(記憶不鮮明)のようなことを云ってしまったらしい。というか、女性にありがちな事であるが、メールアドレスに「takayo@XXXXXXX.XX.XX」としているのも原因だと思われる。
ちなみに「たかよ」を漢字変換すると「孝代」「貴代」ぐらいしか出て来ないし、僕のiMacでは「貴代」に一発変換されてしまう。

でも、それだけで検索エンジンで検索されたりはしない。
彼女はどうやら、Niftyのフォーラム(会議室)とか掲示板などで大暴れ、大森望氏のサイトのサイファイ掲示板で大暴れ、現在は細田さんのサイト「ヘイブルドック」というか「こだまのあとだま」掲示板で活躍中である。

つまり、彼女あるところには常に論争が起こる掲示板のクレーマ−らしい。それも、こちらの云ってる事が通じなくて、論争相手が疲れ切ってしまうという悪質なものである。

現在(12/12)、三枝さんは、細田さんを訴えて裁判に持ち込むとかいったけど、本当は持ち込みたくないみたいだし、細田さんのサイトのあるBGLOBEもどうやら、ふたりで話しあって解決してくれとのことらしい。

それで、細田氏は編集者として投稿してきた三枝さん(藍田悟というペンネーム)の原稿を見たとか見ないとかでトラブルになったらしくて、その私怨もあるのではないかと細田さんは云っている。
されと三枝さんは藍田悟名義で投稿したJUNE小説がどこかの雑誌で佳作入選した事があるらしい。
でも、実際には作家ではなく、ただの素人のようだ。

さて、三枝氏とは結局、何者かということになるが、僕が細田さんのサイトにアップされている資料を熟読した結論をいえば、「精神異常」である。

彼女には、掲示板での相手の発言を1分以上覚えておく記憶力がなく、読解力もなく、論理性もない。
平気で嘘を言える虚言癖、これと共通しているのだが、自分が数秒前に書いた文章に対して全く正反対の事をいってしまう人格分裂(二重人格)まで認められる。
まして、他人に対しては訳の解らない返答とか、パラフレーズというしかない発言をしても当然であろう。
その実例を「ヘイ!ブルドック」から引用すると

↓三枝さんの細田氏への手紙のレスより引用します。

>特定編集者の個人の電話連絡先(自宅)に対し、6時に
>渡ってどうどう巡 りな話をして電話を切ろうとしなかた
>り、深夜数十回にわたって電話をされたというあなた、
>現段階で私の住所その他をお教えする気にはなれません。

なお、これに関しましては、その特定編集者というかたが、細田様に嘘をついていらっしゃるという事実は明白です。
その編集者氏は、私に対して「公衆電話から」「ご自分の意志で」お電話下 さいました。その事実は、おそらく御本人の御自宅の通話記録等を調べること によって明らかであると考えます。
そういった「嘘」を理由に、自己の行為を正当化する行為、いいかげんに そろそろやめていただけないものかと、切に御願いするものです。

↑以上引用でした。

何が変かと申しますと、みんな解るとおもうけど、赤字の部分で 「編集者が嘘をついている」と云った後、「公衆電話から」 といいつつ、その通話記録が何故か「御自宅の通話記録等」に残ってるはずだ、と主張して、実は自分が嘘をついていることを証明してしまった事である。

そして、恐るべきは、彼女は「うっかり、それにきづいていない」のではなくて、「それが正しいと思っている」ということである。
彼女は自分が嘘をついていることさえ、意識してないのではないか。

最初、この人は嘘をついてしまって、詭弁を弄しているのかなと僕は思っていた。
どうやら、それは違うらしい。
本当のキ印のようだ。

かつて僕は、おそらく彼女本人と「サイコドクターあばれ旅の掲示板」にて「ウィルスは生物か否か」という論争を仕掛けた事があるが、僕は「ウィルス進化論」「エイズウィルス白人免疫説(黒死病による)」という異端の説を繰り出し、
云いたい事をいった挙げ句、突然、論争を中断するという卑怯な手段を用いて、辛くも勝利した。

今、思えばあれは奇跡だったのだと思える。
彼女に論戦で勝つ方法は「云いたい事を言い放って」「勝手に議論を終結させてしまう」という戦法しかないのだろう。
もしくはもっとシンプルな方法として「まったく相手にしない」というのもなかなかいいと思う。

少しして行ってみたら、彼女の独り言が書かれているだろうが相手がいなくては意欲が湧かないのだろう。
また、対戦相手を求めてネットを彷徨うはずだ。

思えば、彼女の行動も解らなくもない。
自分がなれなかった憧れの作家たち(パラサイト・イヴ/瀬名秀明も書き込んでいた)や編集者が書き込むことのある掲示板で、彼らにいちゃもんをつけて論戦を仕掛けることによって、自分の破綻した心を慰め、自己の存在を確認して足掻いている、そんな女の姿が垣間見えてきた。

彼女には、ネットという作品を発表する手段があるのだからもはやそんなに既存のメディアにこだわる事なく、作品を書き続ければいいのにと思えて仕方がない。

作家になる事ではなく、小説を書くことが目的ではなかったのかと僕は自戒を込めて思い直してみた。

以下、関連リンクです。

●ヘイブルドック
細田氏の旧「ホソキンズルゥム」でトップページに三枝氏の資料へのリンクあり全部読むのは膨大な時間がかかるかも。
今一番ネット充実している三枝資料集。ここだけ押さえていれば十分なほどである。

●大森望のSFページ「サイファイ掲示板」
彼女がよく現れている掲示板。作家の書き込みも多い。過去ログも面白く、彼女も活躍している(笑)。

●サイファクト掲示板
貴代AIチャットがある。

●こたまのあとだま
現在、ここの掲示板が主戦場となっている。三枝氏はもはや
細田氏に反論する事もできないほど論理破綻している。
でも、反論している。病状の悪化が心配される(爆)

追記 
ちょっと気づいたんだけど、4月の頃から比較すると彼女の
論理破綻は酷くなっているように思える。お大事に。




1999.12.7〜プッチモニ/音楽の流行と対策1〜



ええ、こんなに売れるとは思っていたけど、これほどまでとは!おそるべし、プッチモニ、モーニング娘というか、
実は、プロデューサーのつんくはこれを見抜いていて計画的に仕掛けた可能性がある。

それで、解らない人もいると思いますので、プッチモニとは何か説明しますと、モーニング娘から生まれた新ユニットで モ−娘のメンバーである保田 圭、 市井紗耶香、 後藤真希の三人によって結成されたユニットである。

この説明で解らない人はファンページ「プチプチぷち娘 」で調べてみて下さい。

では、今回のヒットが「仕掛け」であった証拠について検証してみよう。

最年少の中学生である後藤真紀は、モーニング娘最大のミリオンヒットになった「Love Machine」で新たに新メン
バーに加わり、当初は中学生なのに金髪(学校に届けを出しているという)であったのに、黒い髪に戻された。
保田圭も少しカーヴのかかった髪をストレートにした。

そして、あのカラフルなCDジャケットとタイトル文字、あの馬鹿としか言えない後藤真希らのジャケット写真、それに奇妙な振り付け。
宣伝媒体は「サンデー」「マガジン」などの少年、少女誌に露出し、もちろん「ASAYAN」でグループ名決定から結成までのドラマを盛り上げた。
衣装は赤、青、黄色という「分りやすすぎる」シンプルで派手なもの。

これらの全ての演出の理由が、ひとつのキーワードで解けてしまうのだ。

思い起こせば、不況の時代のCDセールスは確実に低下している。
宇多田ヒカル、GREYなどの例外を除けば、昨年と比べてもミリオンヒットは少なくなってきている。
どうにかして購買層をファン層を広げなければならない。

しかし、宇多田ヒカルの大ヒットの際は「だんご3兄弟」
という化け物ヒットがあり、今、考えればそれが実は大変なヒントであった。
事実、「鈴木あみ」がオリコン1位となり、「モーニング娘」を抑えたのも、「浜崎あゆみ」「Histric Blue」のヒットも同じ理由によるものである。

「宇多田ヒカル」「Dragon Ash」のヒットは、対極のまた別の巨大な流れなのだが、その中でも「GRAY」「ラルク・アン・シェル」はまた違う流れとなる。
どちらも、それ自体が輝くことのできる恒星、どのような時代でもスターになることを約束された人である。
保守的になった人々でも確実に安心して買える、そんな音楽を提供できる人たちである。

そう、要は単純な話で、考えてみればたわいのない話なのだが。
中高学生は相変わらずだとしたら、その上のファン層を拡大しようとする。
ところが、彼らはリストラ、減給などにより購買力はどうしても落ちている。
今まで消費の伸びを担っていたOLなども同様の状態であると思われる。
そうなると、今度は低年齢層にターゲットを移したらどうなるのか。

小学生、幼稚園児は「おかあさんといっしょ」「ポンキッキ」「ちびまるこちゃん」などの番組の主題歌から、「泳げたいやきくん」「踊るポンポコリン」「だんご3兄弟」などのミリオンの超ヒット曲を生み出している事にはた、と気づくはずだ。
しかも、この分野に真剣に、意識的に取り組んだミュージシャンはあまり見かけなかった。

モーニング娘の販売データ、特に「Love Machine」のそれは、この超低年齢層に意外な伸びがあったという。
このあたりのデータは「日経エンターティメント」などによるのだが、「プッチモニ」の元気で分りやすい、躁病的な歌と踊りと演出などはまさにその層を特に狙ったものだった。
彼らは一度、夢中になると、何かと全てのグッズ、CD何かを集めようとするし、お金の使い道のないおばあちゃんなどの高齢者、財布のひもが堅くなりつつある親達にしても小さな子供には何かと甘く、ついつい買ってしまう。
そのことを考えれば、全く未開拓だったこの層の開拓は、CDセールスの伸びに貢献するはずだ。

「Speed」「浜崎あゆみ」「Histric Blue」のTamaちゃんのように一見、幼児的なルックスをもつアーティストの
人気の一部を支えていたのはこの層でないかとも考えられる。

そして「宇多田ヒカル」はそのような年齢層も巻き込みつつ、普段、CDを買わなかった層を開拓しつつ上下の年齢層に広く買われたらこそ、750万枚の驚異的セ−ルスを記録したのではないかとも言える。
どちらかというと、上の年齢層に広がったのかも知れないが。

しかし、彼女の場合、意外にもサザンやB'Zのヒットの理由と同じ構造が見えてもいる。
そのあたりはまた明日にでも。




1999.12.6〜シャドウ・スキル/岡田芽武〜


岡田芽武は幻の漫画家になりかけていた。
雑誌の廃刊が原因だったかな?違うような気もするが、そもそも処女漫画である「シャドウ・スキル」は、 富士見書房の「ドラゴンJr」連載中とかだったはずが、いつのまにか講談社で単行本が出ているし、何処かの雑誌で確かに、「朧」(O・BO・RO)という旧帝国陸軍が第二次世界大戦に勝利し、その呪力を駆使した悪霊の巣窟のような日本を舞台に、またも宇宙から飛来する神のごとき怪物と日本の呪術的モンスターである「朧」が闘うというものだったようなないような…。
結局、「朧」はコミケで発表されたようで、公式ファンページとか、HPの書き込みとかについて触れられたあとがきから推測すると、岡田芽武の身に大変なことが起きていたらしい。

そう云えば、スコラ社の倒産、ゲ−メストの廃刊とか最近はそんな話題ばっかりだった。

そうか「ニライカナイ」が連載されている月刊漫画誌「アフタヌーン」のコミックスとして出た訳か。なるほど。
それで、講談社か。

それで、岡田芽武のファンサイトとかはあるが、公式ページとかはみつからないけど、「シャドウ・スキル」は伝奇挌闘ファンタジーとしてやはりとびきり面白い。

聖王国アシュリア−ナを中心として、四天滅殺という独特の秘技をもつ四王国。
そのひとつ傭兵王国クルダの修練闘士/セヴァ−ルである、シャドウ・スキル/エレ・ラグとブラックハウリング/黒い咆哮/ガウ。

基本的には、ガウの成長物語なのだが、彼が駆使するクルダ流交殺法では、 刃拳/ハーケン、刀砲/トマーホ−ク、
その分家、支流派の「陰流」では蛇乱/チャクラム、空に牙痕、空牙/ク−ガとかやっぱり問答無用でかっこいい。

心に「勇気」という牙をもつ獣とか、我が影技は無敵なりとか、一騎当千を地で行ってしまう、とのがまたかっこいい。

最新刊「phantom of shadow」では、クルダ流交殺法の「陰流」を操るフウマの登場で、物語は新たな展開を見せる。
このあたり「修羅の門」の「陸奥圓明流」の分家、影になった暗殺拳「不破圓明流」との攻防を彷佛とさせる。
ま、インスパイアされたのかもしれませんね。
とにかく、「シャドウ・スキル」はお薦めです。




1999.12.3〜小渕政権/静かに進行する何か〜


ここの日記が空白の数日の間、僕はIFF掲示板の論争に参加していた。
単なるお節介だったのが、最終的には当事者として終結を迎えた。
だが、管理人さんの英断により、何とか強制終了を迎えることができた。感謝している。

アダルトチルドレンと呼ばれる人々、学校や家庭において幼少期に心に傷を負った人々の集まりというのが、IFF掲示板なのだろう。
ああいう場所も必要だと思っている。
単なる行き違いだったが、また、何処かで逢いたい人たちだった。
当分、安心してもらうために書き込みはしないだろうが。


それで、実は自民党の大エースだということが判明した小渕総理であるが、後の時代には歴史的な総理としてみんなの心に記憶されるかもしれない男である。

今までの自民党が、野党=社会主義政党を隠れ蓑、取り引き材料、補完勢力としてアメリカとの交渉に利用し、譲歩を引き出したりして、結局は結構、日本ペースでやってきた戦後政治だったのに、社会主義勢力の力が低下することによりアメリカ主導に引き寄せられている。

小渕総理は、小沢一郎というアメリカ寄り、規制緩和、自由競争、グローバルスタンダード、小さな政府を標榜する男の政策をほとんど採用し、安定政権を築くために公明党と手を組んだ。

警察、公安はこの時期に今まで準備を進めていた法案、盗聴法他の法案を次々と通過させた。
これは経済評論家、長谷川慶太郎著「国家頭脳を持っているか」青春出版社、によると国際犯罪や国際化にむけての法整備であると解説されている。
彼の「頭脳」シリーズは分りやすく、時代の行く末を短時間につかむのには最適でかなり信頼性が高い。

そういう側面もあるが、危機管理の強化により管理社会が進行することもまた、事実だ。
元自民党、栗本慎一郎氏は、この法案が戦中の内務省の復活であり、アメリカ発の利権も絡んでいるとして反対し自民党離党を宣言し、異例の「除名」の処分を受けた。

栗本慎一郎著「自民党の研究」光文社、によると離党宣言しなければ、「除名」もなかっただろうとしていて、これは自民党内部での不自由さを表している訳ではない。
むしろ、それは逆で、自民党内部では、一年生議員でも平等で自由に発言できるらしい。
この 「除名」は以前、広島の選挙で革新勢力を表立って応援したという別件での「除名」 だった。
本人も気にしていない。

それでアメリカ発の利権とは、警視庁、公安などの盗聴機器をアメリカからこっそりというか公然と輸入するということで、アメリカ企業からバックマージンをもらう政治家も出てくると言うことだ。

ま、結論としては、今回の法案は危険性があるとともに、時代の変化に対応するために否応なく対応したものであったと僕は思う。


それと同時に、不況による税収不足と公明党=創価学会の存在が、今、新興宗教系宗教法人の弾圧を生んでいるなんてことも考えているんだが、考え過ぎではないだろう。

根拠はライフスペース、法の華三法行の摘発は、今でなくてもいいのに、前々からわかっていたことなのに、「何故今更なのか」ということを考えれば、公明党の要求を自民党が飲んだと考えるのは自然である。


後、もうひとつ重要なことは自民党は実は、最も成功した社会主義政党だったと言うことだ。
社会主義はそれほど悪い政策ではない。
もし、明日から医療費が10割負担になったら、一回の通院で発生する治療費が一万円を超えたとしたら、国民の生活はそれだけで破綻してしまうだろう。

そういう社会的な保護政策は資本主義でも必ず取り入れられていて、それが無くなればもはや国が維持できないことも有り得る。
つまりそういう主義にこだわるのではなく、保護と競争を巧みに組み合わせる「混合経済」というのは必要なんではなかろうか。

小渕政権は野党のという盾を失い、アメリカの要求を飲み
自由主義、競争促進の資本主義の性格を強めている。
盗聴法もつまりはその影響下にあった。

世界でも稀な裕福な中産階級を擁していた日本も、アメリカのように貧富の差を拡大させて2極化するのだろうか。

でも、介護保険という社会主義政策は、資本主義的雇用創出という狙いとともに自民党の諦めていない姿勢を示しているように思える。
車のベビーシートもパチンコ店のプリペイドカードがなくなって天下り先のなくなった警察の更なる天下り先企業をつくったが、それとともに景気回復のための政策でもあった。
2000円札も小渕さんの名誉欲と景気振興政策であったし、
なかなかやるもんではある。

さて、日本はどうなるのだろう。
たまには、僕も経済とかのことも考えないとと思っていたりする。
しかし、いい加減な自民党は結構、好きではある。
投票した試しはないのだが。
見た目は悪いが、そんなに頼り無くもない。
強力な野党も必要ではあるのだが。




1999.11.27 〜奥瀬サキ「火閻魔人」〜


11/23祝日、雨の降る中、僕は苦節1週間で最初に行った古本市場という古本専門チェーン店でついに奥瀬サキの幻の名作「火閻魔人」をゲットした。
しかも、2冊もあったためにマジでふたつ買おうかと悩んだが、感動に震える手を抑えつつ何とか1冊だけにした。

その前に、紀伊國屋書店で「二ライカナイ〜遥かなる根の国〜」岡田芽武という漫画を買い、椎名林檎のミーュ−ジックビデオ(3000円)、しかも「本能」をはじめ「歌舞伎町の女王」「幸福論」「ここでキスして」という豪華シングル集プラス看護婦映像を涙を飲んで断念した私には、別に買ってもいいけど、やたらに買いまくるのはマズイと思いつつ、1冊だけに踏み止まったのだ。

しかし、「低俗霊狩り」の方は文庫版の方では未収録になっている「自動人形」のエピソードが読みたくて探してみたが、流石になかった。残念。
そのうち、続きを書くようなので、文庫か何かで出る可能性もあるのではと思うことにして自分を慰めておいた。

「低俗霊狩り」というデビュー作は、低俗霊退治という重そうなテーマに関わらず、主人公低俗霊ハンター、流香魔魅のレズ疑惑と時折、繰り出されるジャングルブーツ顔面キックというお笑い的要素、作者のロリコン、アダルト、コギャル主義によるコメディ要素を含んでいた。

そして「火閻魔人」は、予想通りといううより、予想を上まわる面白さであった。
内容的には、美形と妖魔と格闘技、何故か神奈川県小田原市が舞台になっている。
ドラキュラ伯爵、鬼、プロレスラー、火閻魔人、人狼、化け物総出演です。
狼男をプロレスラーがキャプチュ−ドで投げたりしています。
ストリートファイトで投げ技は禁じ手ですな。まったく。 素直に次回作で使わせて頂きますが。


それと、「二ライカナイ〜遥かなる根の国〜」岡田芽武なんだけど、この漫画はラグクラフト的世界観、つまり、異次元生物/Old Great Ones/古きものどもと呼ばれるものが地球に侵攻して来る、という物語がそもそものベースにある。
彼らに乗り移られた人間たちと「音使い」皇言霊/スメラギホツマとの戦いなんだが、助手の女の子がまた、コギャル風で、日本を影から牛耳る拳法使いにして、謎の武力集団を率いる男の娘という設定で、異次元生物と素手で格闘技で闘うとかいうシーンがあったりする。

こういうシーンが出現する理由は、この漫画の中でも出てくるように「神も罪によって裁かれるべきだ」という考え方から来ている。
人間や神に対する絶望が、無力さがこんなシーンを描かせる。
人間自身が神の力を持ちたいという現れなのだと思えて仕方がない。
ともかく、創作の原点のような漫画をふたつもゲットできて、僕は御機嫌である。


後は、半村良の人生相談本、栗本慎一郎の対談本と言うあまりにもお宝過ぎる企画本を各種ゲットしてしまい、たった200円というのが、何とも物悲しい。
95円 1冊、税込み100円X2ということです。
でも、この2冊は滅多に見かけない掘り出し物でした。
ま、ファン以外に価値はないかもしれんがね。

それと、怪しい中古ビデオも2本手に入れたことも付け加えておこう。


                 1999.11.27



 










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