1999.9.8〜中田英寿〜 昨日に続いて、サッカーの話題を書こうかと思ったけど、くだらないのでやめた。 日本サッカーA代表は今日のイラン戦で1−1で引き分けたが、日本の得点はイランのミスによるオウンゴールであったのだ。 だから、実質、1−0で日本の負けだ。 基礎的なトラップ、ボールのキープ力、ドリブル、パスを鍛え直して再チャレンジしてほしい。 特にフィジカルコンタクト、中田英の当たりの強さを見習うべきだ。敵にタックルされてもバランスを崩さない、強靱な身体を作り上げる重要さを再認識してほしい。 と、「未来日記」日記に続く。 1999.9.7〜サッカー日本対韓国〜 アクセス不能について書こうかと思ったが、くだらないのでやめた。 やはり、今日は日本VS韓国サッカーでしょう。 結果は、現在、試合中だけど、馬鹿レフリーうろちょろするな!ちゃんと避けろ。 集中力が足りん!まったく。 2−0で勝ってるけど、しかし、日本チームのメンバーは甘過ぎる。 集中力不足。ぼおっとしすぎる。 怪我で欠場中の司令塔の小野選手の優しいパスに慣れ過ぎている。 セリエAから帰ってきた司令塔、中田のパスは、フルスピードで走っている選手の右足にピタリと合わせてくるおそるぺき精度を持っている。 選手はとにかく、何処からでも中田がパスをくれると思いながら、彼がボールを持った瞬間、集中してただ、全力でパスに向かって走れば良い。 すると、魔法のように選手の足下にボールが出現しているはずだ。 選手がほんの一瞬で、全力を出した時に、ギリギリで取れるパス。つまり、敵のDFがまったく防御できないパスを中田は供給する。 彼が動くと、ファンタジックなプレイが連続する。 このレベルのパスを受けれるようになれば、日本も世界レベルになるのだろう。 でも、MFの中村も素晴らしい。キープ力、パスも中田と遜色ない。パスの精度も神業的だし。ループシュートもある。FWの平瀬、福田もよく走り個人技で敵DFを突破できる。 特に、平瀬の飛び出しは天才的だ。 敵のDFは一瞬で置き去りにされる。 が、パスを受けた時にすでに周りの状況を把握して、次のプレイをワンタッチでしてほしいなあ。 受けてから、考えていたらいかんよ。見ててわかるもん。 あらら、4−0で日本勝ってるよ。 遠藤のミドルシュートもいいねぇ。 1999.9.2〜脳の中の幽霊〜 巷では、槙原敬之が覚醒剤所持で逮捕、10億円の損害とか云われている。 インターネットの日記でも何万人ものひとが、この話題に触れていることと思う。 同じ内容になるのだろうが、そういえば、彼の新曲、hungry spyderが幻想的な曲だとか、目線がおかしかったとか、音楽活動のスランプが原因だとか、そもそも一年以上前から噂になっていたらしいということは言える。 そして、彼が肝機能障害であったことは、前々から分かってもいた。麻薬や覚醒剤の服用により、体内のホルモン製造工場である肝臓の機能低下が起こることはよく知られている。 それが捜査のひとつの決め手となったことはまちがいないだろう。結構、カラオケで歌ったりした歌手だったので残念でならない。 話は変わるが、今、僕は『脳の中の幽霊』(V.Sラマチャンドラン著、角川21世紀叢書)という本を読んでいる。 著者は、インド人であるが、現在、カルフォ二ア大学サンディエゴ校、脳認知センター教授兼所長である。 脳科学の世界ではかなりの業績、実積が有り、専門分野は幻肢の治療である。 幻肢とは交通事故などで切断された腕などが、無いにもかかわらず痛むとか、有るとか患者が感じてしまう脳の病気の一種であると云われている。 永年、形成されてきた身体イメージは、強烈に脳に刻印されているので身体を失ってもイメージだけは残り、無いはずの腕とかが痛むというのだ。 従来は、脳の一部を切除したり、腕をさらに短く切るなどという無茶苦茶な治療がなされていた分野であるが、彼は鏡を見せて、患者にもう、その腕は無いということを納得させるという簡単な方法で治療してしまった。 これは、身体感覚というものが、身体とは別に、精神イメージの中で形成されている ということを示している。 実は、この身体感覚というのは自由に伸びたり、縮んだりする。 熟練のトラックドライバーが、わずか2センチの間隔しか残さずにバックできるのも、彼の身体感覚がトラックの車体と重なるように 拡大しているからだ。テニスのラケット、野球のバットなどを操るのも同様の感覚が発生する。 と、話がそれた。 読み進むうちに、この医師はかつて、子供の頃、疑問に思っていたことを誤魔化さず、それでいて科学の最前線の知識を総動員して疑問を解こうとしていくことが判ってくる。 そもそも、『脳の中の幽霊』という題名そのものがアーサーケストラ−の『機械の中の幽霊』へのオマージュを込めてつけられた題名である。 ユダヤの古き神秘主義、カバラの奥義を下敷きにしたケストラ−のこの著書はホロンという思想について書かれている。 科学の最前線にいながら、このような神秘思想にも目配りができ、子供の心を失わない科学者、医師でもあるこの著者の精神の柔軟性には舌を巻くしかない。 それで、僕が興味を持った記述は、左の側頭葉(脳の側面)てんかんの患者に発作の時などに、強い霊的体験、宗教的体験、感情をもつという。 これはかなり以前から知られていたらしくて、僕の永年の疑問のひとつ、 何故、てんかん患者の多くが、未開社会などでシャーマン、巫女として神と人との仲介者になるのか、という疑問の解答をおぼろげながら与えてくれた。 てんかんは脳に過剰な電流が流れ、同時に、それゆえに神経伝達物質も過剰に分泌される。 そして、この人たちはおそらく、側頭葉のその部分が肥大している可能性がある。 他にも数学的に才能や美術的才能にに関わる脳の部分というものもあり、そこが肥大していると才能が開花する確率は高くなる。でも単純に脳の大きさではなくて、内部のニューロンネットワークの発達も関係するので一概にいえないが、知恵おくれの多くが、脳梁(左右の脳をつないでいるもの)や 前頭葉の萎縮がみられるのもまた、事実だ。 このようなことはどうやら、脳外科医の間では、以前から経験的に知られているにも関わらず、タブーとされていて、僕が無知であるという場合もあり得るが、今まで著作物にあまり書かれなかった部分らしい。 それだけでも、この著者がいかに誠実で真摯に医学に取り組んでいるか、読者を馬鹿にせずに、脳の医学の最前線の境界領域まで僕らを連れていこうとしているかが判る。 こんな科学者は滅多にいない。 お薦めの一冊です。と、すっかり書評と化してしまった、長過ぎる日記を終わります。 1999.8.30〜LOVEマシーン〜 さて、モーニング娘の新曲『LOVEマシーン』について、 ひとつの予言をしておきたい。 大ヒット、間違い無しだ!(力強く、断言!) 9月9日発売なので、みんな買おう! 今回、モーニング娘には新加入のメンバーがひとりいる。 彼女はまだ、13才であるが、度胸もすわっていて、その歌唱力はメインボーカルの阿部なつみといきなり、ソロパートを任されるという高いレベルにある。 しかも、その声は特徴的でよく通るし、ルックスもデビュー当初の安室奈美恵と酷似している。 緊張のためか、印象は少しクール過ぎる気もしたが、そのうちだんだん良くなっていくだろう。 おそらく、将来はソロデビューして人気を博する歌手になるだろう。 と、褒めちぎっているが、僕はむしろ、なっち、飯田、王子 (専門的過ぎてわかりずらいかも?)ファンであることは強調しておく。 それで、問題の曲についてだが、単純でノリのいい曲調で繰り返しているうちにFU FU FUとコーラスに加わりたくなるような不思議なメロディである。 デジタルでスタイリッシュな曲でもあるのだが、歌詞は崩れていいるところもあり、「FU FU」のかけ声がいつのまにか「夫婦」になっていたり、「社長さんも♪」とかいう奇妙な歌詞が混ざり込んだり、つんくの作詞の投げ遺りさが遺憾なく発揮されている。 お色気担当の中澤とお笑い一発ギャグの歌詞担当の者、そして、本当に楽しそうなコーラス陣、まさに、つんくの云っていたようにひと粒で何度も美味しい、お得感のある一曲に仕上がっている。 とにかく、みんなで歌ってみたくなる、楽しい楽曲であることは間違いない。 ちなみに、テーマは、不況の日本だけど明るい未来に就職しちゃうわよあたし、恋はいつでもインフレーションという、訳の解らないうちに盛り上がってしまうわよ、という感じだろうか。 昨日のASAYANを見ていないと全くわからん内容の日記になったけど、『LOVEマシーン』は要注意である。 |