《解説》 「忙しい女」について さて、haruoさんの最新作です。 もう、僕としてはあまり申し上げることもなく、とにかく読んでみて損のない作品であるとおもいます。 haruoさんは今回、何気ない会話からこの話を思いつかれたようですがどうも気負いもなく、ふと書いてしまった「できちゃった結婚」 のような作品のほうがいい作品になるようです。 迷いがなく、思いつきのアイデアを得意の関西的感性で膨らませば、こういう作品ができる訳です。 この作品はテーマもはっきりしていて、展開も切れ味があり、今までで一番、完成度が高いのではないかと思います。 僕の下手な解説よりも、作品の面白さを堪能して下さい、というような感じです。 ただ、注意点があるとすれば「・・・」となってますが、 正しくは「……」の方が適切です。 これは、3点リーダーと呼ばれ、通常「てん」と打てば、「…」とでますが2つ重ねて使うのが適当だと思います。 三つだと間が開き過ぎるし、この辺りはその人の好みと印刷されて見た時の字面を見て適切と思われるものを選択すればいいと思います。 かなり面白い作品でした。 1999.11.30 |