《解説》 ねりさん投稿作品「よわきものへ」について 前回の作品が完成度的にレベルの高いものだったので、今回は少し、トーンダウンな感じであった。 でも、その類い稀な文章の配列は相変わらずで、切れも悪くはない。 僕にも理由は解らないが、今ひとつ、僕の心に何かが届かなかった。 そんな感じの印象であった。 確かに文章は的確で、無駄はないし、ねりさん独自の世界を展開している。 ネットをしている僕たちにとって「痛い話」も折り込まれていて、なかなか読ませるところもある。 面白い作品であると思った。 でも、何かが…そんな感じなのだ。 レベルは高いし、いい作品だと思う。 もしかしたら、何か明確に伝えたいことが、固まらずに書いたのかもしれない。 今回ばかりは、どうも僕自身のパワー不足のために上手く言えないし、どうなのだろう。 ここは、次回作に期待しておこう(爆)。 坂崎文明 1999.1.17 |