《解説》 haruoさんの『怪談の怪談』について またも、sakazaki−dcです。 待望のharuoさんの新作が早くも登場です。 ファンの方には、たまらない作品かも知れません。 僕も今回の作品については、おおっ!本格SFついに登場か!! と思ったものです。 でも、それにしてはタイトルがあれだし、おかしいなぁ、とか思ったら、いつもの調子になっていました。 途中からはharuoワールド全開で、青春の苦さと甘酸っぱさを隠し味に食事中には決して読んではいけない世界を、見事に描き切りました。 今頃、警告しても、もう、読んじゃったよ。 といわれても、僕にはもう、どうすることも出来ません。 運命って残酷ですね。 それにしても、僕は少年の頃、よく・・・・。 いや、 今もそうなのですが、どちらかと言えば「下痢」気味です。 そのために自転車に乗っても、痔になりません。 それがメリットでしょうか。 いや、そんなこと告白されても困る? これは失礼しました。 そんなことを話すつもりは・・・・。 実は少年の頃、よく父親に連れられて、デパートの帰りに眉村卓の少年、少女向けのSFを買って帰りました。 いつも一冊ずつでした。 「ねらわれた学園「盗まれた街」「謎の転校生」そんな題名でした。 面白かったです。 しかも、主人公は同年代の中、高校生でどきどきしながら読んでいたものです。青春でしょうか。 そういう作品を彷佛とさせる今回のharuoさんの作品でした。 最後のリフレイン。 もう少しで、良質のSFになりそうな感じですが、大坂人の性が邪魔してしまったようです。 ま、それはそれでいいのですが。 あの階段が異次元に通じるという説定は、真面目にやおれば、いい小説になるのにと思いました。誠に惜しいですな。 しかし、何故、「学校の階段」が「駅の階段」に繋がったのか、ついに明かされませんでしたが、次回作への伏線でしょうか? ではまた。 1999.9.19 |